看護師歴14年目に突入!
計4回の転職経験のある30代2児ママナースです!
- 家事育児と辛い夜勤シフトの両立が大変だと感じている方
- クリニックへ転職を考えている方
- 転職後の給料の変化を知りたい方
新人時代からずっと病棟で働いてきた私にとって、クリニックへの転職は不安でいっぱいでした。
「夜勤がないのは魅力的だけど、給料や働き方がどう変わるの?」
そんな疑問や悩みを抱えて、私もたくさん調べました。
そして、同じような悩みを持つ方が多いことを実感!そこで今回は、病棟からクリニックに転職した私の体験談をシェアします♪
転職後の最大のメリット
なんといっても 「夜勤がない生活リズム」 による身体のラクさと、 子どもと過ごす時間の増加。
家族と一緒にいられる時間が劇的に増え、ワークライフバランスが大幅に改善しました。
ただし、日勤のみの勤務にすると、給料が下がるケースが多いのも事実。
生活費の見直しや節約など、事前準備は必須です。
でも、その準備を乗り越えれば、 家事や育児、プライベートも充実 した生活が待っています!
私の転職経験からお伝えしたいこと
- 夜勤や看護研究、委員会、残業から解放される安心感
- 子どもや家族との時間を優先できる喜び
- クリニック勤務に適応するために知っておきたいポイント
私の実体験をもとに、転職のメリットや注意点を詳しくご紹介します☆転職を検討している方の参考になれば幸いです!
夜勤を辞めてクリニックへ転職した背景
30歳の頃、子どもは2才。
夜勤明けでの家事育児で、充分な休息がとれず、なんとなくイライラしたり不調を感じることも増え始め、次の日勤までに体調を整えることが難しくなりました。
当時の師長に、日勤のみの勤務へ変更したいと相談しましたが、「人手不足」を理由に断られ…。
そんな時、タイミング良く?
2人目の妊娠がわかり、
夜勤免除となりました。
産休まで働き、産休中に夫の転勤辞令にて退職し、2人目出産。
産後は、夜勤からの完全離脱を最優先事項で転職活動▷日勤のみ!透析クリニック勤務へ。
クリニックへ転職までの流れ
夜勤が辛いと感じ始めてから、転職を決心するには中々時間がかかりました。
なぜなら、給料ダウンは避けられないとわかっていたからです。
生活はやっていける?
今後キャリアアップは諦める?
不安解消のために実践した3つのこと
まず生活費の現状把握のために、家計簿アプリで家計簿を始めました。
家計簿を始めてから、無駄な出費や浪費が明らかになり、以下をメインに見直し。
・お弁当を手作りする
・水筒を持ち歩く
・サブスクの解約
・格安SIMへの乗り換え
・保険の見直し
これだけで、毎月の出費を約4万円下げることができました。
年間だと約48万円です。
ちりつもを侮るなかれ~
生活費を下げることができると、クリニック看護師への転職に現実味がでてきました。
転職サイトに登録してまずは情報収集。
日勤のみの転職先と一口に言っても、クリニック、透析室、総合病院外来、訪問看護と色々!
育児や家庭優先でキャリアアップをするには限界があります。しかし、新しい分野にチャレンジすることで、看護センスを底上げしたり、技術-スキルの幅を広げたり、看護師としての可能性はまだまだ高いです。
それを踏まえながら、給与や勤務形態をリサーチ。
ちょこちょこ情報を集めながら、退職後すぐに行動できるように準備を進めました。
同時に保育園と幼稚園入所手続きも進めつつ、下の子が1歳頃に転職エージェントへ連絡→面接→透析クリニック勤務開始となりました。
\完全無料登録☆転職は情報収集必須/
転職後の給与面の変化
中規模病院内での変動
月に夜勤4回していた時代
年収約470万円
最終状況は妊婦だったため
フルタイム日勤
年収約430万円
夜勤離脱で40万円ダウン
透析クリニック転職後
時短6時間勤務 正社員
年収約350万円
下の子が1才のため、慣れるまで時短勤務にしてもらいました。
大きな病院なら時短勤務で正社員は認められないことがほとんどですが、クリニックは融通がきくことも多いので、まず相談してみるのがおススメです。
時短正社ボーナス有、希望したらフルタイムへの勤務変更可という好条件で転職できました。
転職後時短勤務でさらに80万円ダウン
フルタイムで前職の給料まではUPできるポテンシャルはアリ
しかも夜勤打診の心配がないから安心
ワークライフバランスの変化
家族やプライベート時間の増加
病棟勤務からクリニック勤務(時短)後は、明らかに家族時間の質量が増えました。
病棟勤務時代は日勤のみでも、帰宅時間は早くて18時30分。
急いで食事を準備して…お風呂も入れて…。
なんとか子どもを21時に寝かしつけ。
子どもとの時間は1日の中で3時間程。
今では16時にはお迎えに行けるので、子供との時間は2倍以上です。
さらに、仕事帰りにお買い物へ行ったり、子供の習い事に付き添ったり。子どもファーストの生活に一転しました。
そして、以前はクタクタで子どもとの添い寝の時間に一緒に寝てしまうことも多かったのですが、体力にも余裕ができて、夜の時間を自分のために使えるようになりました。
仕事の勉強や趣味の読書などもできるようになり、充実した時間を過ごせています。
ストレスの改善
病棟夜勤で何が一番ストレスだった?
夜勤で疲れている中での、他の業務負担が本当にストレスでした。
- 残業
- 委員会活動
- 看護研究
- 新人指導
- 勉強会
看護研究では夜勤明けに集まったり、持ち帰り業務が発生すると、家事や育児どころではありません。
かと言って、昇給もないので、
給料と業務量が
見合ってな~~い!!
クリニックでフルタイムで勤務した場合、
夜勤手当がない分、夜勤勤務時より40万円ダウン。月額換算で3万円…。
看護師ならやって当たり前の業務でしょう!
若い時はね,出来たのよ。
今は家族を優先したいですっ
同じ場所で働いていると、その状況が当たり前になってしまいがちです。
しかし、周りをよく見ると、
看護師の働き方も価値観も多種多様。
正解なんてありません。
「自分がどうしたいか」です!
実際、クリニック勤務となり、委員会や看護研究からの解放が体も心も楽になりました。
時間があるときは、記録物ではなく、患者さんのケアに時間をあてられたり。
まず仕事中にイライラやモヤモヤすることがなくなったので、仕事の気持ちを引きずって家庭に持ち込むことがなくなり、良いことづくめです。
まとめ
病棟勤務に比べて、収入は減少しましたが、
1回の夜勤で疲労でボロボロになり、通常の自分に戻るまで数日要する私にとっては、夜勤を辞めたことによって得られる心身の向上はお金以上です。
また、子どもとの時間も、後からいくら願っても買い戻すことはできません。
お金が必要になったらフルタイムへ変更したり、夜勤への復帰も可能です。
そしてそれが、看護師の強みでもあります。
もちろん、家庭と仕事の両立で、キャリアアップを目指すのも一つの価値観で選択肢です。
この記事を読んで、ご自身のライフステージや価値観の変化と向き合い、どうしたら納得できる形で看護師を続けられるか、を考えるきっかけになれれば嬉しいです